Yii は、既定の構成の Apache ウェブサーバで動作させることが出来ます。 Yii の フレームワークのフォルダとアプリケーションのフォルダにある .htaccess ファイルが、保護されるべきリソースへのアクセスを制限します。 URL からブートストラップファイル (通常は index.php) を隠すために、ドキュメントルートの .htaccess ファイルか、バーチャルホスト構成ファイルに、mod_rewrite の指示を追加することが出来ます。
RewriteEngine on # httpd が隠しファイル (.htaccess, .svn, .git など) を送出するのを防ぐ RedirectMatch 403 /\..*$ # ディレクトリまたはファイルが存在する場合は、直接それを使う RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d # それ以外は index.php に回送する RewriteRule . index.php
Yii は、Nginx と PHP + FPM SAPI の組合せでも動作します。 以下はホスト構成のサンプルです。このホスト構成は、ブートストラップファイルを定義し、存在しないファイルに対するすべてのリクエストを yii が捕捉するようにして、見栄えの良い URL を利用できるようにしています。
server { set $host_path "/www/mysite"; access_log /www/mysite/log/access.log main; server_name mysite; root $host_path/htdocs; set $yii_bootstrap "index.php"; charset utf-8; location / { index index.html $yii_bootstrap; try_files $uri $uri/ /$yii_bootstrap?$args; } location ~ ^/(protected|framework|nbproject|themes/\w+/views) { deny all; } # 存在しない静的ファイルに対する呼出しが yii によって処理されるのを避ける location ~ \.(js|css|png|jpg|gif|swf|ico|pdf|mov|fla|zip|rar)$ { try_files $uri =404; } # 127.0.0.1:9000 をリスンしている FastCGI サーバに PHP スクリプトを渡す # location ~ \.php { fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(.*)$; # 存在しない PHP ファイルに対する呼出しを yii に捕捉させる set $fsn /$yii_bootstrap; if (-f $document_root$fastcgi_script_name){ set $fsn $fastcgi_script_name; } fastcgi_pass 127.0.0.1:9000; include fastcgi_params; fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fsn; # PATH_INFO と PATH_TRANSLATED は省略可能だが、RFC 3875 では CGI に必要とされている fastcgi_param PATH_INFO $fastcgi_path_info; fastcgi_param PATH_TRANSLATED $document_root$fsn; } # nginx が隠しファイル (.htaccess, .svn, .git など) を送出するのを防ぐ location ~ /\. { deny all; access_log off; log_not_found off; } }
この構成を使う場合、php.ini で cgi.fix_pathinfo=0
を設定して、システム関数 stat() の不要な呼出しの多くを回避することが出来ます。
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